第 3 回 ISO/TC8/SC2/JWG1(海洋環境保護分科委員会/水中音響合同作業委員会)チャーロッテンルンド会議概要

第 3 回 ISO/TC8/SC2/JWG1
(海洋環境保護分科委員会/水中音響合同作業委員会)
チャーロッテンルンド会議

 ISO/TC8/SC2は、ISO/TC43/SC3(水中音響)との合同JWG1において、船舶が放射する水中音の測定方法のISO規格を、ISO 16554として開発して来ました。TC8/SC2は2013年に、本件に関する第2回目のDIS投票を2012年5月に終了し、その結果を今年6月にオスロにて開催したJWG1及びSC2会議で検討し、第3回目のDIS投票に出すことに合意し、そのためのDIS-3文書をJWG1チャーロッテンルンド会議で検討して仕上げることに合意しました。

 この度のJWG1チャーロッテン会議には6カ国(デンマーク、ドイツ、日本、オランダ、英国、米国)から専門家9名が参加しました(その内、米国の2名はWebExによる参加)。
日本(日本船舶技術研究協会)からは、TC8/SC2/JWG1のコンベナーである一般財団法人日本舶用品検定協会 吉田公一氏及び東海大学教授 修理英幸氏が出席しました。

 今次チャーロッテンルンド会議では、第3次DIS投票のための国際規格案DIS-3 16554を、各国意見を取り入れて各国が賛成できる形で仕上げました。この文書は、早々にSC2事務局からISO中央事務局へ提出し、第3次DIS投票(期間2カ月)に出し、2014年初頭にはその結果を得て、2014年前半には発行する見込みです。

 同会議は、船舶が水中に発信する音の浅い海における測定方法に関しては、ISO/TC8/SC2とTC43/SC3議長の合意に基づいて、TS43/SC3の所管の規格とすることに合意し、引き続きJWG1において作成を進めることに合意しました。

次回のJWG1会議は、ISO/TC43/SC3総会とともにオランダ・デルフトのオランダ規格協会において、2014年6月初頭に開催することとなり、浅い海における測定方法について、集中審議することとなりました。

 この会議の詳細につきましては、会員専用ページ(https://www.jstra.jp/member/)をご覧ください。

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