ISO/TC8/SC2/JWG1(海洋環境保護分科委員会/水中音響合同作業委員会)北京会議概要

第1 回 ISO/TC8/SC2/JWG1
(海洋環境保護分科委員会/水中音響合同作業委員会)北京会議

ISO/TC8/SC2 は、そのWG6 において、船舶が放射する水中音の測定方法のISO 規格を、ISO 16554として開発して来ました。TC8/SC2 は、2012 年にはこれをDIS 段階へ進めてDIS 投票を2012 年8 月に終了し、その結果をSC2 のサイプラス会議で検討し、ISO Directive 2012 に従って、FDIS を経ずに発行させることに合意しました(SC2 決議184)。この作業には、音響に関するISO の技術委員会TC43の専門家もリエゾンとして参加して来ました。

2012 年9 月にISO/TC43/SC3 は、この作業をTC8/SC2 とTC43/SC3 の共同作業部会の下で進めることをISO/Technical Management Board(TMB)へ提案しました。ISO/TMB は、TC8/SC2 の下にTC8/SC2とTC43/ SC3 の共同作業部会(TC8/SC2/JWG1)を設置して、TC8/SC2 の管轄の下にISO/DIS 16554を検討してISO 規格作成を推進するよう、TC8/SC2 へ指示する決定を採択しました(TMB 決議114/2012)。

TC8/SC2 はTMB のこの決定に従って、JWG1 会議を北京において2012 年12 月19 日及び20 日開催し、ISO/DIS 16554 へのコメントを再検討し、ISO 16554 発行のための文書を仕上げました。

この会議には4 カ国(日本、中国、韓国及びカナダ)から専門家12 名が参加し、TC8 事務局及び中国国家標準化管理委員会( SAC: Standardization Administration of China)から4 名が参加しました。

日本(日本船舶技術研究協会)からは、TC8/SC2/JWG1 Convener である一般財団法人日本舶用品検定協会 吉田公一氏、東海大学教授 修理英幸氏、三菱重工業株式会社 寺田敬三氏が出席しました。


 詳細につきましては、会員用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご覧ください。

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