報告会・セミナー

【動画を掲載しました】2024年度 船舶基準セミナー ~IMOにおける安全関係諸基準の策定状況及び関係者の取組状況(代替燃料船関係)~ 実施内容

 
担当 IMO
区分 セミナー
日時 2024年12月17日  14:00~16:25
場所 赤坂インターシティーカンファレンス 301
概要
当協会では日本財団のご支援をいただき、関係者のご協力のもと、国際海事機関(IMO)における船舶の国際基準策定に積極的に取り組んでおります。

一方、IMOにおいては国際海運からのGHG削減目標として「2050年頃までにGHG排出ゼロ」「2030年までにゼロエミッション燃料等の使用割合を5~10%」等をIMOは掲げ、これらの目標を達成するための取り組みを進めており、こうした中、水素やアンモニアなどの炭素を含まない代替燃料を使用した船舶(代替燃料船)の建造に向けた動きが活発化しており、従来船と同等の安全性を確保するための国際的な安全基準策定のニーズが高まっております。

水素燃料船のガイドラインについては、2021年の第7回貨物運送小委員会(CCC 7)で設置された通信部会にて検討を開始し、現在も議論が継続中ではありますが、アンモニア燃料船のガイドラインについては、2022年のCCC 8においてガイドライン策定が開始され、本年9月のCCC 10においてガイドライン案が最終化されました。本ガイドライン案は上部委員会である第109回海上安全委員会(MSC 109)において承認される見込みです。

今般のこれらの状況を踏まえ、表題のセミナーを開催し、代替燃料船に関連する船舶安全諸分野の議論の動向等ともに、共有すべき関係者の取組について紹介するため、題記のセミナーを開催いたしました。
※ 講演資料は、当会の会員専用ホームページにてご覧になれます。

なお、当日セミナーの動画をYouTubeにアップしております。以下のURLよりご覧になれます。
開催内容の概要は、次のとおりです。

1. 日時及び場所
日 時:2024年12月17日(火) 14時00分~16時25分
場 所:赤坂インターシティーカンファレンス 301
参加者:約75名

2. 各講演の様子

■主催者挨拶 
当会 会長 中 誠

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《 第一部:IMOにおける安全基準の策定概況について 》

■IMOにおける代替燃料船関係の審議動向
国土交通省 海事局 海洋・環境政策課 船舶安全基準室長 前田 崇徳 様
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■IMOにおける安全諸基準の最近の審議動向
一般財団法人日本船舶技術研究協会 基準・規格グループ 主任研究員 秋山 直之
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《 第二部:関係者の取組について》

■IMO CCC 10審議結果を踏まえたアンモニア燃料船の開発課題
一般財団法人 次世代環境船舶開発センター(GSC) 上席研究員 小畑 英郎 様
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■水素燃料船の開発状況について
■高圧水素燃料供給システムの開発状況について
尾道造船株式会社 設計部 上妻 正和 様
川崎重工業株式会社 エネルギーソリューション&マリンカンパニー
エネルギーディビジョン レシプロエンジン技術部 水谷 好生 様
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以上