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当協会職員が国際海事機関(IMO)船舶設備小委員会(SSE)の議長を務めました

2026/03/16

〈 当協会職員が国際海事機関(IMO)船舶設備小委員会(SSE)の議長を務めました 〉

国際海事機関(IMO)第12回船舶設備小委員会(SSE 12)が3月9日から13日までの間、英国ロンドンのIMO本部で開催され、当協会の江黒 広訓(えぐろ ひろのり)主任研究員が、SSE小委員会の議長を務めました。

SSE小委員会は、主に船舶の防火安全及び救命設備に関する国際基準の策定・見直しを担当するIMOの主要な技術小委員会です。具体的には、SOLAS条約第II-2章(防火)及び第III章(救命設備)に基づく各種基準の開発・改正を所掌しており、船舶の安全に直結する技術的課題を幅広く審議しています。

特に今次会合では、世界的に急速な普及が進む電気自動車の海上輸送に伴う火災リスクへの対応が、最大の関心事項として審議されました。審議の結果、将来的なSOLAS条約改正を視野に入れつつも、日本の提案に基づき、早期の安全対策策定のための自動車運搬船(PCC)向け暫定ガイドラインやビデオ監視・検知システムガイドラインの優先的開発を盛り込んだ具体的作業スケジュールと、メールベース審議のためのコレスポンデンスグループにおける、これらのガイドラインの審議の開始が合意されました。

また審議の結果、江黒 広訓主任研究員は、2027年のSSE小委員会の議長に再選出されました(三期目)。
IMO小委員会の議長は最大4回(五期)まで再選可能とされております。

江黒主任研究員は、2015年7月に一般財団法人日本海事協会より当協会に出向し、以降一貫してIMOの主に安全に関する委員会、小委員会に継続して日本代表団の一員として参加し、これら会議における日本提案の実現及び国際交渉、並びに国内調整に貢献してきました。

当協会は、公益財団法人 日本財団のご支援のもと、船舶に関する基準・規格・研究開発を一体的にとらえ、国際海運の安全性向上・海洋環境の保全及び我が国海事業界の国際競争力強化のため戦略的に取り組んでおり、今後もIMOにおける合理的な基準策定に一層貢献してまいる所存です。

以 上

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▲ SSE 12において議長を務めた当協会の江黒 広訓主任研究員

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▲ SSE 12の会議の模様

●本件に関するお問い合せ先
一般財団法人日本船舶技術研究協会
基準・規格グループ 基準ユニット
江黒 広訓  eguro@jstra.jp
冨永 恵仁  tominaga@jstra.jp