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宮本教授(東京海洋大)が国際標準規格を策定するISO分科委員会の議長に就任

2023/07/10

〈 宮本教授(東京海洋大)が国際標準規格を策定するISO分科委員会の議長に就任 〉

国立大学法人東京海洋大学の宮本(みやもと)佳則(よしのり)海洋資源環境学部長/学術研究院海洋資源エネルギー学部門教授は、2023年7月7日に、ISO/TC 8/SC 6(国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/航海及び操船分科委員会)議長に選出されました。

TC 8/SC 6は、航海機器・システムの標準化を担当し、世界の海事産業のニーズを支援することを目的に、国際海事機関(IMO)によって策定された、ジャイロコンパスやオートパイロット等の性能基準に基づく製品を製造するにあたり必要となる国際試験規格(合否判定規格)の作成の他、当協会と(一社)日本舶用工業会が連携・作成した、実海域データ共有化のための船内データサーバー要件を定めたISO 19847等の規格作成も行っています。

宮本氏は、1998年から現在に至るまで25年間の長きに亘り、ISO/TC 8/SC 6国内対策委員会委員として活躍し、その間、日本提案国際規格36件の策定に貢献されました。
また、2012年から現在に至るまでTC 8/SC 6/WG 1(ジャイロコンパス)及びWG 3(磁気コンパス)のコンビーナとして活動し、各種の船舶搭載義務製品の試験規格の作成を主導するなど、船舶の航行安全に果たした功績は国内だけでなく国際的にも顕著です。

その成果により、2021年に経済産業省の「令和3年度産業標準化事業表彰」において、経済産業大臣表彰を授章されました。

これらの実績により、このたびTC 8のメンバー国の投票により議長に選出されました。

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当協会は、TC 8/SC 6の幹事国を務めており、今後も日本主導による航海機器・システムに関する国際標準化活動を支援するとともに、船舶全般に関するISO/IEC国際委員会への国内審議団体として、日本財団並びに関係業界の皆様によるご支援を得て、国内関係者で構成する委員会で調査研究・審議を実施し、適切且つ迅速な対応を図ってまいります。
以上

●本件に関するお問い合せ先
基準・規格グループ 規格ユニット 長谷川幸生、佐藤公泰
TEL:03-5575-6426 FAX:03-5114-8941
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