第5回 ISO/TC 8/WG 14会議が、2023年9月1日の日本時間21時～23時にオンライン（Zoom）にて開催された。

この会議にはコンビーナであるCAPT. Charles Piersall（米国）の他、7カ国（日本1名、ドイツ1名、メキシコ1名、パナマ2名、米国4名）から計10名が参加した。

WG 14は、2017年9月開催の第36回ISO/TC 8総会決議367に基づき設立された委員会であり、IMO（国際海事機関）に於ける船員の確保に向けた取り組みを支援するため、海事教育と訓練に関する国際規格の作成を目的とし、WG議長には前TC 8議長であるCAPT. Charles Piersall（米国）が就任している。

また、国連による、持続可能な開発目標(SDGs)の目標5「ジェンダー（性別）の平等を実現」を受けたIMOの取組みの支援も念頭に女性のプロジェクトリーダーのもと、これらの課題に取り組む活動にも着手している。

更には、2019年9月開催の第38回ISO/TC 8総会での審議の結果、TC 8の業務範囲が見直され、海事教育及び訓練に関する記載が明記されるなど、将来的に作業の拡張が考えられる分野である。

今回会議では、今後の国内対応に資するための情報収集を行った。

その他、8月30日および31日に非公式会議を開催した。30日の会議はISO/TC 8/WG 14 Woman meetingと題し、女性の海事産業界への進出を支援する取組みについて意見交換を行う予定であったが、WG 14コンビーナとWG 14事務局・長谷川の参加しかなく、8月31日および9月1日の審議事項についての意見交換を行った。31日の会議にはWG 14コンビーナ及びプロジェクトリーダーが参加し、プロジェクトリーダーから活動報告が行われた。

今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページをご参照ください。