会議開催報告

ISO/TC 8/WG 10(IPv6ネットワークを定めるISO/PWI 23816への審議)

 
担当 ISO/IEC/JIS
開催日時 2021年10月15日
場所 Webにて開催
概要

2021年10月15日22時~24時(日本時間)にISO/TC 8/WG 10会議がオンラインにて開催されました。
この会合では、IPv6ネットワークを定めるISO/PWI(※)23816に関する審議が行われました。
 ※ PWIはPreliminary Work Item(予備作業項目)の略で、NP(新業務項目提案)投票前のISO規格案としての開発を行うか否かがまだ決定していない候補の段階。
この会合には、ISO/PWI 23816の作成を主導する韓国のYung Ho Yu氏および米国海洋電子機器協会(National Marine Electronics Association, NMEA)関係者3名の他、日本3名、カナダ1名、中国1名、フィンランド1名、韓国7名、米国1名、TC 8/WG 10事務局1名、IACS1名の計20名が参加しました。
日本からは、塚田謙二氏(MTI)、宮寺好男氏(日本無線)および長谷川幸生(日本船舶技術研究協会)が出席しました。
このたびの会合において、Yu氏およびNMEAは、IPv6ネットワークの優位性を主張しました(接続先がほぼ無限[船内全機器やコンテナ船における個々のコンテナ管理を陸上から行うことが可能]、サイバーセキュリティ対策も十分、陸上ではIPv6が主流で船も将来そうなる、TRADELENSでもIPv4のサービスを限定してIPv6を使い始めた等)。
韓国専門家(Kwangil Lee氏およびHee Yong Lee氏)は、海上通信の現在の容量を考えれば船内全機器をIPで接続することは現実的でないこと(高コスト且つ実現不可能)、この提案とNMEA OneNetとの違い、この規格の利益享受者は誰か等について質問を行いました。
Yu氏及びNMEAは、通信に関しては、現状は指摘のとおりであるが将来は用いることができるようになること、陸上の通信網が使える港湾の通信では現状でも既に導入できることを回答しました。またNMEA OneNetとの違いはExtension Headerでその他は現在検討中であることを回答しました。その他、利益享受者については将来の普及に応じて変わることを回答しました(明確な回答なし)。
長谷川は、コンセプトベースでは議論が収束しないため、ドラフトに基づく議論を行うことを提案し、Kwangil Lee氏が支持しましたが、Yu氏およびNMEAからは意見提出への感謝以外の発言は無く、結論が無いまま、会合を終えることになりました。

今次会合での討議結果等、この会議の詳細につきましては、当会会員専用ホームページ(https://www.jstra.jp/member/)をご参照ください。

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