第4回 「標準部会」の開催報告

 

2006年10月2 日
(一財)日本船舶技術研究協会

9月28日(木)午前14時半より霞山会館さくらの間において、第4回標準部会が開催されました。 議題及び審議結果は、次のとおりです。

(1)前回(第3回)議事録(案)の確認について、誤記訂正のうえ、前回議事録が確認された。
(2) 船舶部門日本工業規格(JIS F)原案の審議について(審議)
次の2規格の廃止が承認された。後日、国土交通大臣宛申出の予定。
・JIS F 1012 舟艇用クロスビット ・JIS F 1014 舟艇用シャックル
(3)船舶部門日本工業規格(JIS F)の全面直し結果について(審議)
審議中又は廃止予定規格等を除く、241規格について担当の分科会での審議結果について報告があり、了承された。

-存続228規格
-改正 10規格
-廃止  3規格

(4)日本工業規格の原案作成に関わる規定類の改正について(審議)
フィードバックシステム業務の実施要領(平成17年4月1日制定)について一部改正することが承認された。

(5)船舶関係工業標準化事業の作業計画について(審議)
社団法人日本中小型造船工業会から提案があった、次の新規標準化項目提案(JIS F原案の作成)について作業計画に追加することが承認された。
“船用銘板の設計基準(機関部及び弁銘板)”

(6)JISメーカー分科会の改組について(審議)
分科会の委員構成及び取扱い事項を変更することについて承認された。
委員構成:JISマーク表示許可認定工場の代表者→舶用機器製造業者の代表者
取扱い事項:JIS製品及びJISマーク表示制度に係わる事項→JIS規格及び国際規格に関する事項など

(7)2006年度船舶関係標準化事業画の概要(案)について(審議)
標記事業計画(案)の概要が承認され、後日、日本財団へ予算申請することとした。

(8)その他(報告)
本会の活動状況及びISO及びIECに係わる国際規格の動向について報告があり、了承された。

主な報告
・ISO 28000シリーズ(セキュリティーマネジメントシステム)の作成状況
・船舶用陸電供給システムのISOでの規格化について
・ISO/TC8/SC2(海洋環境保護分科委員会)議長の就任について(海技研 吉田氏)   
・IEC 60092-501 電気推進装置に係わる国際規格の改正
・2005年度事業完了報告 

なお次回部会は2007年2月に開催する予定となりました。

 

○背景
当協会では、委員会規程第7条第2項の規定により、日本工業規格原案の作成に関する事項、ISO,IECの国際標準原案作成に関する事項等の特定事項を処理するために標準部会が設けられています。 

○委員構成 
部会長/萩原秀樹/東京海洋大学 教授
委員/井上彰一郎 /日本小型船舶検査機構 企画部長
仁保治/三井造船(株)船舶・艦艇事業本部 基本設計部長
木原洸/(独)海上技術安全研究所 顧問(学識経験者)
後藤芳博/(財)日本舶用品検定協会 技術部長
桐明公男/(社)日本造船工業会 技術部長
近藤良太郎/(社)日本電機工業会 技術部長
小林修/(社)日本舟艇工業会 専務理事
柳沼敦/(株)商船三井 技術部 設計グループ 主任
山内秀紀/川崎汽船(株)造船計画グループ 機関チーム
高階尚也/高階救命器具(株)代表取締役会長
立石学/(社)日本中小型造船工業会 常務理事
時繁哲治/(財)日本海事協会 材料艤装部長
植村卓司/ユニバーサル造船(株)商船・海洋事業本部 基本設計部 船装設計室室長
藤山昭一/(株)鷹取製作所 代表取締役会長
本田圭佑/(株)エヌ ゼット ケイ 代表取締役会長
三輪元一郎/三元バルブ製造(株)代表取締役社長
高平智明/(株)アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド 基本設計部 船舶計画グループ課長
吉田英次/(社)日本舶用工業会 常務理事

本件に関する問い合わせ
(一財)日本船舶技術研究協会
基準・規格グループ 標準化チーム 冨永 恵仁
〒105-0003 東京都港区西新橋1-7-2 虎の門高木ビル5階
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