2011年3月刊行
「船舶における適正なアスベストの取扱いに関するマニュアル(第2版)」
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拝啓 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、アスベスト含有材が使われている建築物等の解体・改修作業者のアスベスト曝露を防止するために、石綿障害予防規則が2005年7月1日に施行されました。アスベストの使用は船舶も例外ではありません。そして、その構造、空間特性等が陸上建築物とはかなり異なることから、当協会では、日本財団のご支援のもと「船舶における適正なアスベストの取扱いに関するマニュアル」を2006年10月に作成し、船舶の解体・改修に伴うアスベスト飛散の防止対策を強化してきました。
国外的な取り組みといたしましては、我が国主導により、この2006年のマニュアルを基礎とした「船舶のリサイクルにおけるアスベスト飛散とばく露防止対策」の新規格(ISO30007)策定を進め、2010年12月に国際規格として発行されました。
また、この国際規格作成の過程において、国内では2009年4月に石綿障害予防規則の一部が改正され、更には船舶解体における石綿の除去時の隔離の措置等が新たに盛り込まれた改正石綿障害予防規則が2011年8月1日より施行される見込みです。
今回、このような諸状況の変化に対応して、2006年10月に刊行した「船舶における適正なアスベストの取扱いに関するマニュアル」の改訂(第2版の刊行)を行いました。
2009年5月のIMO(国際海事機関)における「2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(仮称)」の採択に伴って、我が国における先進国型シップリサイクルシステムの構築もはじまり、昨年(2010年)には室蘭港でパイロット事業が実施されるなど、今後、国内でシップリサイクルに向けた取り組みが活発化していくことが予想されます。
船舶の修繕や解撤の実施においては、アスベストによる健康障害の防止が重要な課題になりますので、改正石綿障害予防規則とISO30007を基に改訂された本マニュアルを役立てていただくことを切に期待するところでございます。
敬具
「船舶における適正なアスベストの取扱いに関するマニュアル(第2版)」
以上