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201342
一般財団法人日本船舶技術研究協会
一般社団法人日本中小型造船工業会
一般社団法人日本舶用工業会
日本船舶輸出組合
 
 
船舶関係海外事業セミナー
「日本造船業・舶用工業の海外事業展開 ―東南アジアへの事業展開―」
の開催結果
 
造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業は、日本財団の助成を受けて、世界5カ所のジェトロ海外事務所に駐在員を派遣等し、皆様に造船関係情報をお知らせしているところです。
 海外への事業展開は、日本の造船業及び舶用工業にとって重要性が増しています。とりわけ、東南アジアは、経済成長、社会的安定等の観点から投資環境が整っていることから、日本の造船・舶用工業の関係者におかれては高い関心を持たれています。
 今般、このような状況を踏まえ、東南アジアに焦点をあてた船舶関係海外事業セミナーを2013年3月27日(水)13:00~16:00に日本財団2階大会議室にて、一般社団法人日本中小型造船工業会、一般社団法人日本舶用工業会及び日本船舶輸出組合との共催により開催いたしました。
今回のセミナーには、海運、造船、舶用工業等の海事関係者を中心に約110名の参加がありました。
参加者からは、東南アジアの政治的・経済的動向に関する情報を知ることができ、かつ国土交通省による国の関連施策の状況への理解を深めることができ、今後の造船・舶用工業分野の東南アジアへの事業展開に活かせる有益な内容であったとのご意見が多数寄せられました。
開催結果の概要を下記のとおりご報告いたします。
 
 
1.日時及び場所
日 時:2013年3月27日(水) 13:00~17:00
場 所:公益財団法人日本財団 2階大会議室
参加者:海運、造船、舶用工業等の海事関係者を中心に約110名
 
2.各講演の概要
講演1. ASEANの動向:経済共同体形成の現状と展望
亜細亜大学 アジア研究所所長・教授                                             石川 幸一 氏
 ASEAN加盟国の拡大、地域協力の深化(地域協力から共同体へ)、経済発展(市場の発展性)の現状及び今後の展望に関し、成長戦略としてASEANを一つの広域市場として統合することを模索、外国投資誘致を積極的に行っており、2010年にASEAN主要6カ国間の関税を撤廃するなどAFTA(ASEAN自由貿易地域)をほぼ完成させたこと、さらには2015年のASEAN経済共同体(AEC)の創設を目指し、「単一の市場と生産基地」、「競争力のある経済地域」、「公平な経済発展」及び「グローバルな経済への統合」の4つの戦略目標とそれを実現するための「物品の自由な移動、サービスの自由な移動」など17の行動分野を掲げ、「市場統合」、「インフラ整備・共通政策」、「加盟国間の格差是正」及び「対外FTA(自由貿易地域)」に積極的に取り組んでいる状況が紹介されました。
講演2. 日本造船業・舶用工業の東南アジア市場への展開に関する国交省の取組み
国土交通省 海事局 船舶産業課長                                       今出 秀則 氏
 国土交通省の関連施策の状況に関して、産業投資立国の実現、貿易立国の再現のため、「海洋開発分野への進出」や「ASEAN地域・ブラジルへの進出」が検討されていること、国内造船及び舶用工業が高い技術力により市場の更なる拡大を目指し海外への進出を考えたとき、潜在的に有望な市場としてASEANがあること、造船ビジネスも多様化しており、進出に当たってはアフターマーケットビジネスを念頭にネットワークを構築して対応していくことが推奨されること、JETRO共同事務所、JICAエキスパートなど東南アジアにおけるネットワークを活用していくことが望まれることなどが紹介されました。
 
講演3. 日本造船業・舶用工業の東南アジア市場展開への支援(1)
ジェトロ・シンガポール事務所 元駐在員                               矢頭 康彦 氏
(現 海上保安庁 装備技術部 船舶課上席船舶工務官(船体担当))
 ジェトロ駐在員の活動について紹介する他、駐在中に取り組んだ案件として、タイにおける内航タンカーの現状調査及び本調査に基づきタイ内航タンカーの代替建造を推進するために、現在、日本、タイ政府レベルで進められている「タイ内航タンカー近代化推進プロジェクト」、並びに、ミャンマーにおける船舶及び造船所の状況、造船分野においてミャンマーが日本に期待する支援などについて紹介するとともに、これらの案件におけるジェトロ駐在員の役割について紹介されました。
 
講演4. 日本造船業・舶用工業の東南アジア市場展開への支援(2)
ジェトロ・シンガポール事務所 元駐在員                                       村岡 英一 氏
(現 独立行政法人海上技術安全研究所 国際連携センター 上席研究員)
 駐在中に取り組んだ案件として、インドネシアにおいては、2011年のカボタージュ規制により他国船を購入し、インドネシア籍船が急増している現状を勘案し、同国内航海運の船齢と実態、代替建造予測の調査を実施し、公共船舶の財政支援スキーム創設の提案を行ったこと、フィリピンにおいては、木造旅客船代替建造の可能性調査を実施したこと、ベトナムにおいては、ベトナム造船公社の再編状況、ベトナムにおける調達に関する調査を実施するとともに投資促進のためのセミナーや海事展を開催したことが紹介されました。


会場の様子はこちらからご覧いただけます。
 


(参考)
 
船舶関係海外事業セミナー
「日本造船業・舶用工業の海外事業展開 ―東南アジアへの事業展開―」
プログラム
 
2013年3月27日(水) 13時00分~16時00分
於:日本財団2階大会議室(東京都港区赤坂1丁目2番2号)
 
 
 
 
13:00-13:10        開会挨拶
                      一般財団法人日本船舶技術研究協会 理事長                          愛川 展功
 
13:10-14:00        ASEANの動向:経済共同体形成の現状と展望
                      亜細亜大学 アジア研究所所長・教授                                 石川 幸一
 
14:00-14:20        休憩
 
14:20-15:00        日本造船業・舶用工業の東南アジア市場への展開に関する国交省の取組み
                                  国土交通省 海事局 船舶産業課長                                    今出 秀則
 
15:00-15:20        日本造船業・舶用工業の東南アジア市場展開への支援(1)
ジェトロ・シンガポール事務所元駐在員                              矢頭 康彦
(現 海上保安庁装備技術部 船舶課上席船舶工務官(電計担当))
 
15:20-15:40        日本造船業・舶用工業の東南アジア市場展開への支援(2)
ジェトロ・シンガポール事務所元駐在員                              村岡 英一
(現 独立行政法人海上技術安全研究所 国際連携センター上席研究員)
 
15:40-15:55        質疑応答
 
15:55-16:00        閉会挨拶
                      一般財団法人日本船舶技術研究協会 常務理事                      田中 護史
 
16:00                   閉会
 
 

 
 


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