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日本船舶海洋工学会東部支部ワークショップ「海上衝突のリスク回避を考える-操船と造船の立場から-」については本会が協賛致しますので、次のとおりご案内致します。

なお、本ワークショップのプログラムには本会の航海支援に係る基準に関する調査研究(航海支援プロジェクト)に関係する発表もございますので、是非ご参加下さいますようお願い致します。

 

 

 

日本船舶海洋工学会東部支部ワークショップのご案内

       「海上衝突のリスク回避を考える-操船と造船の立場から-」

 

海難事故は、発生すると大きな犠牲を伴うため、そのリスク回避については、昔から研究されてきているところであるが、交通の激しい水路で、現在でも、衝突事故が多発している。我が国の衝突事故事例の多くは、大型船、小型船、漁船など混合交通の水路で発生しており、衝突を避けるためには、操船者からの見方や造船技術者としての見方など、技術的な課題を整理しなければならない状況にあると思われる。

本ワークショップは、そのような状況の中で、海上衝突のリスクを回避するための技術課題や最新の研究について、操船者及び技術者の視点から議論しようとするものである。

 

 

日 時  平成20115(水)

場 所  東京大学生産研究所コンベンションホール

     (マップはhttps://www.iis.u-tokyo.ac.jp/

参加費  ワークショップ 1,000円(テキスト代として)

     懇親会       3,000

     ※当日会場にて徴収させていただきます。

主 催  (社)日本船舶海洋工学会東部支部

協 賛  (一財)日本船舶技術研究協会

連絡先  日本船舶海洋工学会東部支部事務局

TEL03-3438-2014 or 2015 FAX03-3438-2016

E-maile.office@jasnaoe.or.jp

申し込み 以下の情報を上記連絡先にメールにてお送りください。

締め切りは1020日とさせていただきます。

所属、②氏名、

③会員資格(正員/学生員/シニア/非会員の別)、

④電話番号、⑤メールアドレス、⑥懇親会出欠

 

 

 

プログラム

 

1) 開会挨拶

  13:00-13:10

  防衛省技術研究本部 佐久間 俊

 

2) 避航操船作業の現状と問題点の整理

13:10-13:40

東京海洋大学 今津 隼馬

[講演概要] 船舶衝突事故は相変わらず多い。海難審判等では、これまで数多くの衝突事件を扱い、その事故原因を明らかにしてきた。それによると、衝突事故の殆どは、運航者にその原因があるとされている。このため運航者の教育や訓練の見直し、それにARPA等の航海支援システムの導入など、いくつかの改善が図られてきた。しかしそうした努力にも拘らず、衝突事故は減少していない。そこでここでは、衝突事故についてその発生原因を、避航操船作業プロセスにおける各フェーズに分けて整理すると共に、こうした原因の解決に向けて、これまでどのような取組みがなされてきたのか、また現在どの様な取組みがなされているのかについて、最近IMOで検討されているe-Navigationの動向も含めて紹介する。

 

3) 大型船運航における衝突回避の実際

13:40-14:10

株式会社商船三井 松本 一郎

[講演概要] 船舶交通が輻輳する海上を航行する場合、他の航行船舶との見合い関係が数多く生じ、時には複雑な関係も発生する。船長は、その海域に適用される法規則に則って回避行動を適切に行って、衝突等の事故を回避している。海面を利用する船舶の種類・大きさは様々で、それらの操縦性能や設備等は全く異なっており、大型船船長が自船の安全運航を確保していくためには、相手船の操縦性能や相手船の船長心理をも考慮して、行動していく必要がある。漁場に向かう小型漁船が大型船の船首を常に横切ろうとするのは何故か?また、そのような状況における大型船船長の対処法は、どのようにするのか?など、ここでは、実際の運航現場での衝突回避の実例(私の経験)を、対大型船、対小型船、対漁労中の船舶別に私見を交えながら紹介する。

 

4) 船舶輻輳海域(東京湾)における小型漁船と一般船舶

  14:10-14:40

  東京海洋大学 武田 誠一

[講演概要] 平成19年に発生した海難4369件中、漁船の死亡海難78件についてみると、死傷等が53件(68%)、転覆が13件(17%)衝突が7(9%)、などとなっており海難全体の53%を占めている。また、トン数別では、5トン未満が31隻(46%)と約半数で、5トン以上20トン未満28隻(41%)と合わせて、全体の87%を小型漁船が占めている。一方、我が国の漁船の約98%20トン未満の小型漁船であり、東京湾においても例外ではない。

ここでは、我が国でも船舶輻輳海域の一つである東京湾の小型漁船と一般船舶の航行・操業の安全確保という観点から、その問題点ならびに現在行われている海域共同利用のための試みについて紹介する。

 

 (Coffee Break 14:40-15:00

 

5) 航海機器(レーダー等)の最新動向と課題

  15:00-15:30

  日本無線(株) 田北 順二

[講演概要] SOLAS条約船に搭載が要求される航海機器の中で、他船の動向を監視し、衝突回避に最も有効な機器は、レーダーおよびプロッティング装置であり、今年7月1日以降SOLAS条約船に装備する航海用レーダーに対しては、新しいIMO性能基準に適合したプロッティング機能付きレーダーの装備が要求されている。そこで、どのような衝突回避に有効な機能、性能向上の要求が新IMOレーダー性能基準に盛り込まれたかを説明し、衝突回避に関連する自船位置、船首方位計測、他船動向計測、情報表示、情報通信等のためのレーダーを含む最新機器の動向と課題を紹介する。

 

6) スーパーエコシップの省力化支援における衝突予防機能等

  15:30-16:00

  (独)海上技術安全研究所 沼野 正義

[講演概要] スーパーエコシッププロジェクトでは、熟練船員の不足が深刻となっている内航海運の活性化のために、安全を担保しつつ省力化を実現する支援システムを開発した。その中で、航海支援システムにおける、電子海図、ARPAAISデータを基にした衝突や座礁の危険を同定し、法規、地形等を考慮した避航航路を提示する機能を紹介する。また、実証実験の後、現在商用運航している船舶において実現されている、ポッド推進器の特性を生かした操船、離着桟支援システムによる安全かつスムースな港内・離着桟操船について紹介する。

 

7) 新しい避航操船支援の検討

  16:00-16:30

  (独)海上技術安全研究所 福戸 淳司

[講演概要] 現在、AISGPSENCに代表される情報が利用可能となり、新しい操船支援の可能性が開かれてきた。一方、情報過多や複雑化、警報の頻発等、その利用における問題点も指摘されている。そこで、他船状況認識、避航操船判断、操船実行の各操船作業段階での操船者のユーザニーズを技術課題として紹介し、これに対応した支援システムの検討例を紹介する。

 

8) パネルディスカッション

  16:30-17:30

 

9) 閉会挨拶

  17:30-17:40

  東京大学 浦 環

 

10) 懇親会

  18:00-19:30

 

以上

 

 
 


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