一般財団法人 日本船舶技術研究協会 [Japan Ship Technology Research Association] HOME ENGLISH

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■研究開発

【船舶技術の戦略的研究開発】


我が国造船・海運産業の国際競争力及び技術基盤の強化を図るとともに、物流効率化、安全確保、環境保全等のこれら産業が直面する技術課題に対応するため、戦略的研究開発を実施しています。


■実施中の主な研究開発プロジェクト等
 

レーザ・アークハイブリッド厚板溶接実用化に向けた研究開発

溶接シームトラッキング技術とレーザ・アークハイブリッド溶接技術を融合して、自動的にギャップや溶接線を検出しながらハイブリッド溶接が可能となるような装置を開発し、これを用いた長尺(~5m程度)の片側完全溶込みT継手及び突合せ継手製作の総合実証実験を行っています。

超高精度船体構造デジタルツインに関する研究開発(日本財団助成事業)

船舶の設計から建造、運航までの船のライフサイクルを通した高精度のシミュレーション手法によりコンピュータ空間に実際の船の構造挙動を再現する「船体構造デジタルツイン」の実現に向けて、その基盤技術の確立のための基礎的研究(フィージビリティ・スタディ)を行っていきます。

液化水素ローディングシステム開発とルールの整備

将来、大量の水素需要に対応するためには、海外の安価な褐炭や再生可能エネルギーから水素を製造し、液化して日本に輸送する一連の水素サプライチェーンの確立が必要です。このサプライチェーンの一部を構成する液化水素用のローディングシステムの開発及びローディングのためのルール整備を実施しています。

生産・設計工程におけるIoT及びAIの適用可能性に関する調査研究

製造業分野におけるIoT化及び人工知能(AI)への期待が急速な高まりを見せている中、最新のIoT及び人工知能(AI)技術の開発動向、他産業における生産工程への導入事例等を調査し、我が国の造船分野の生産・設計工程の革新に向けた適用可能性について明らかにしていきます

自律船舶運航技術の社会実装に向けた研究(無人運航船ビジネスモデルの調査研究(日本財団助成事業)を含む)

我が国における自律航行技術を活用した海上輸送システムの実現に向けて、無人運航船を含む自律型の海上輸送システム・運航のコンセプトとその事業性、自律型輸送システムを構成する技術及び開発・実用化に必要なインフラ・社会制度等の環境整備について並行して研究を行い、今後の技術開発及び社会実装に向けたロードマップを策定していきます。

 

■研究開発プロジェクトの育成

上記以外の船舶技術や海洋開発等に関し、業界のニーズを踏まえプロジェクト育成(インキュベーション等)や調査・研究を実施していきます。

■インキュベーション及びインキュベーションフェーズアップ・プログラム

将来的なプロジェクトのシーズ探索、発掘のための萌芽的・先端的研究として以下の方式で調査研究を実施しています。


船尾流場解析の基盤技術構築のための調査研究

船舶の推進効率向上に大きく影響する船尾形状の最適化を目的として、実験流体力学及び計算流体力学の最新の成果を取り入れた船尾流れ場の解明に資する研究開発課題の抽出のため、フィージビリティ・スタディを実施していきます。

未来船舶技術創出プラットフォームの構築

革新的将来船舶技術の調査研究の成果も踏まえ、他領域の新技術情報の収集・意見交換の仕組みや、幅広い産業・社会トレンド等も踏まえた開発アイディアの発想・具体化のための人材育成のあり方等、未来の競争力を支える技術を創り出していくための基盤(未来技術創出プラットフォーム)の構築に向けた検討を行っていきます。

 

■調査・研究

海事産業界の船舶技術に対するニーズを踏まえて、船舶技術に関連する研究開発動向、諸外国の技術・政策、環境保全・安全確保に関する国際的な基準・規格の動向等の情報収集及び整理を強化しています。

 

2017年度までに終了した主な研究開発プロジェクト等
 

工場見える化システムの現場実装評価に関する研究

我が国造船業界におけるICTによる生産管理の高度化を加速していくため、20152016年度にかけて開発した「工場見える化システム」の分析精度向上・利便性向上に向けた高機能化を完了しました。高機能化されたシステムは、20179月よりクラウドサービスとしてトライアル利用を可能としました。

造船・舶用分野における3次元プリンティング技術の利活用に関する調査研究

革新的な船型の開発・設計への活用が期待されることから、4m級の模型(組立式)を3Dプリンタで製作して水槽試験を行い、構造、形状等に関する影響・相関を検証するとともに、修正措置の必要性及び方法について検討しました。また、新たな研究テーマ(船尾流場解析)への展開も視野に、圧力分布の多点計測等への適用可能性についても検討しました。

新たな海洋フロンティアへの展開に向けた基礎的調査

大水深及び氷海域における石油ガス開発関連技術動向等の調査を行うと共に、造船業界における海洋開発関連技術の共同研究テーマの発掘に向けた勉強会を開催し、我が国造船業界としての海洋開発に関する技術開発の可能性及び方向性についてとりまとめました。

革新的将来船舶技術に関する調査研究

未来における理想的な日本の海事産業の姿を「ブルーオーシャン」として大胆に予想し、そのバックキャストとして今後の技術開発戦略を検討し、「日本が向かう7つのブルーオーシャン」としてとりまとめました。

受託研究

・水素燃料電池船の安全ガイドライン策定のための調査検討(国土交通省受託事業)

(国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所、ヤンマー(株)及び本協会がコンソーシアムを組み、関連の調査検討や実船実験を通じて得られた知見をもとに水素燃料電池船の安全ガイドライン案を作成しました。

・造船現場における上向きアシストスーツ導入に係る安全性評価等の技術的調査研究(国土交通省受託事業)

20152016年度にかけて本協会が開発した造船上向き作業用アシストスーツなど3種類の上向き作業用アシストスーツについて造船現場でモニター利用することで安全性、疲労度・作業効率・品質の変化、使用感を調査し、その調査結果などをもとに安全指針(メーカー向けの開発指針及びユーザー向けの利用の手引き)を作成しました。

 
 
 


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