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2013年3月5日
一般財団法人日本船舶技術研究協会
 
 
船技協第6回標準化セミナーの開催結果
 
 日本船舶技術研究協会では日本財団のご支援のもと、工業標準化(ISO、IEC等の国際規格及びJIS F規格の制定)に積極的に取り組んでいます。
 今般、2月27日(水)に、船舶分野における関係者の国際標準化への取組みに役立つよう、ISO等の動向、当協会での取組み状況等の情報提供を行う船技協第6回標準化セミナーを社団法人日本舶用工業会の後援のもと船技協舶用品標準化推進協議会により開催しました。
 今回のセミナーには、海運、造船、舶用工業等の海事関係者を中心に約110名の参加がありました。
 参加者からは、最近の船舶及び海洋分野におけるISO規格制定の動向及び日本の対応、日本発のISO規格の制定事例、ISO活動に対する今後の日本の取り組み等に関する理解が深まり充実した内容であったとのご意見が多数寄せられました。
 開催結果の概要を下記のとおりご報告いたします。
 
 
1.日時及び場所
日 時:2013年2月27日(水)  13:30~17:00
場 所:大阪第一ホテル
参加者:海運、造船、舶用工業等の海事関係者を中心に約110名
 
2.各講演の概要
講演1. 標準化を巡る最近の動向
経済産業省産業技術環境局 産業基盤標準化推進室 工業標準専門職      中筋 吉彦 氏
        日本の標準化行政を司る立場から、重要性が高まる国際標準化活動について、国際標準化の意義、我が国主導の国際標準化の事例、我が国が直面する標準化の課題並びに、国際標準化を成功に導くために経済産業省が取り組んでいる戦略(国際標準化と知的財産マネジメントの関係、トップスタンダード制度、IEC会長への日本の就任及び2014年のIEC総会の日本への誘致など)が紹介されました。
講演2. 船舶分野における国際標準化への戦略的対応「ISOで今なにが起こっているか」
一般財団法人日本舶用品検定協会 調査研究部専任部長                        吉田 公一 氏
一般財団法人日本船舶技術研究協会 標準部会 ISO等戦略WG主査
ISO/TC8/SC2(海洋環境保護分科委員会)議長
     ISO国際議長及び国内対応委員会座長の立場から、船舶部門の国際標準化を取り扱うISO/TC8で議論されている案件、中国、韓国等各国の取組状況、ISO/TC8で作成された国際規格による国内関係業界への影響、IMOとISOとの関係、今後の日本の取組み状況のあり方について紹介され、技術の大競争時代を勝ち抜く全日本戦略を構築する必要性が強調されました。そのためにはIMO及びISOで策定する国際条約・国際規則や国際規格策定に自ら積極的に関わることが重要であり、これらを提案できる人材の育成が急務であると強調されました。
講演3. 船舶に関する国際標準への日本の取組方針
一般財団法人日本船舶技術研究協会 基準・規格グループ長                     石原 彰
●    ISO及びIECにおける船舶関係の審議機関の状況とともに日本発ISO規格提案の状況等船技協の取組みに関して説明しました。また、船技協に設置したISO等戦略WG(座長:吉田公一氏)で策定した「船舶に関する国際標準への日本の取組方針」(案)の概要について、重点分野を定めての戦略的規格提案等の実施及び国内関係者間の認識共有、人材確保・育成、国際議長・幹事等ポストの獲得等の対応体制の強化の必要性などを紹介しました。
講演4. 日本提案新規国際規格の事例
① ISO 16145-4「塗装表面の自動計測装置による塩分濃度測定法」
東亜ディーケーケー株式会社開発本部センサ技術部センサ開発グループ      伊藤 芳晴 氏
 ●      日本発の国際規格として本年2月1日に制定されたISO16145-4に関して、同国際規格の概要、提案の背景と目的、ISOでの審議経緯及び内容などについて紹介され、国際標準化により製品が国際的に認知されること、認知度の向上に伴い国内だけではなく国際的にも販売増が期待されること、関連業界の国際的な状況を把握でき、今後の販売戦略に大いに役立つことが期待されることなど、製造業者の視点から国際規格を作成するメリットを強調されました。
② ISO 16437「オイルミスト感知装置」
ダイハツディーゼル株式会社 技術開発部 副部長                                   望月 勝 氏
      日本発の国際規格として昨年7月1日に制定されたISO16347に関して、国際規格の開発途中で一度開発を中止することになりながらも粘り強く国際交渉を続け国際規格の制定にこぎ着けたこと、国際交渉では積極的な国際審議への参加が大きな成果(国際規格への意見反映)を得るためには不可欠であること、この国際規格の制定によって欧州や韓国企業が独占していたオイルミスト感知装置の国際市場へ参入する足掛かりとなることが期待されること、今回の成果を機会に今後さらに日本発の国際規格が数多く作成することを期待することが強調されました。
 
 

  (参考)

一般財団法人日本船舶技術研究協会/舶用品標準化推進協議会
第6回標準化セミナー
プログラム
 
2013年2月27日(水) 13時30分~17時
於:大阪第一ホテル「モナーク」(6階)
 
13:00                   開場
 
13:30                   開会
 
13:35~13:40      主催者挨拶
                       一般財団法人日本船舶技術研究協会 常務理事     田中 護史
 
13:40~13:50      主催者挨拶
                       舶用品標準化推進協議会 会長                          三輪 元一郎
                       三元バルブ製造株式会社 取締役社長
 
13:50~14:20      標準化を巡る最近の動向
                       経済産業省産業技術環境局 産業基盤標準化推進室 工業標準専門職 中筋 吉彦
 
14:20~15:00      船舶分野における国際標準化への戦略的対応 「ISOで今なにが起こっているか」
                       一般財団法人日本舶用品検定協会 調査研究部 専任部長               吉田 公一
          一般財団法人日本船舶技術研究協会 標準部会 ISO等戦略WG主査
          ISO/TC8/SC2(海洋環境保護分科委員会)議長
 
15:00~15:15      休憩
 
15:15~15:45      船舶に関する国際標準への日本の取組方針
                一般財団法人日本船舶技術研究協会 基準・規格グループ長            石原 彰
 
15:45~16:45      日本提案新規国際規格の事例
 
          ① ISO16145-4「塗装表面の自動計測装置による塩分濃度測定法」
                            東亜ディーケーケー株式会社 開発本部 センサ技術部 センサ開発グループ 課長
                                                                                                           伊藤 芳晴  
                        ② ISO16437「オイルミスト感知装置」
                 ダイハツディーゼル株式会社 技術開発部 副部長                        望月 勝
 
16:45~17:00      質疑応答
 
17:00     閉会
 

 
 
 


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