FROSIOは、ノルウェーの表面処理検査員の専門認定機関です。
名称は、以下のとおりです。
| ノルウェー名 |  |
| 英文名 | THE NORWEGIAN PROFESSIONAL COUNCIL FOR EDUCATION AND CERTIFICATION OF INSPECTORS OF SURFACE TREATMENT |
| 和文名 | 表面処理検査員の教育と認定に関するノルウェー専門協議会 |
FROSIOは、主として船舶と海洋構造物の塗装が行われる被塗面の表面処理と塗装状況を検査する検査員資格をノルウェー基準「NS476」に基づき認定しています。
この基準により認定された検査員は、表面処理が規格などの各種要件に合致して行われているかを判断します。検査員は塗装業者・施主・製品のサプライヤー・検査機関・その他の関係者など様々な立場を代表することができます。また、IMO(国際海事機関)のSOLAS条約に基づくバラストタンク等塗装基準で要求される塗装検査員となることができます。
FROSIOはヨーロッパを中心に広く世界に普及しており、FROSIO資格取得者は、全世界で3,226名、日本で110名(2008年1月1日現在)です。
1.検査員資格の種類講習(試験を含め80時間)を修了し、試験に合格すれば、経験年数に応じて、以下の資格レベルを取得することができます。
| 1)資格レベルⅠ | 実務経験がないか、検査員資格レベルⅡに必要な経験を積んでいない者 |
| 2)資格レベルⅡ | 2年以上の該当実務経験がある者 |
| 3)資格レベルⅢ | レベルⅡの条件を満たし、さらに3年以上の該当実務経験があり、2年以上の検査業務経験の記録がある者 |
(注)これらの資格レベルは、経験年数が増えることによって、アップグレードすることができます。
2.該当する実務経験
・金属表面の前処理、塗料や他の塗装材の塗布による防食処理及びその検査業務での経験
・港湾施設、船舶、海洋およびオフショアー構造物、ビル、発電所、橋梁や工業プラントにおける建設または運営・管理業務のいずれかの分野における実務経験
・施工現場、建設業界、化学工程や塗料塗装業界での実務経験
3.講習と試験
FROSIOが認定した講習機関による理論・実技に関する80時間(E-mailを用いた事前講習を含む。)の講習修了者に対して、弊協会がFROSIOの委託を受けて理論・実技に関する資格試験を実施します。講習及び試験は、原則として日本語で行われます。
4.認定証
合格者にはFROSIOより「NS476認定証」が発行されます。有効期間は、検査員資格レベルⅠが無期限、検査員資格レベルⅡ及びⅢが5年間です。
検査員資格レベルⅡ及びⅢの認定証の更新には、5年間の期間中に2年以上、検査員として実務に携わった記録が必要です。有効期間終了後6ヶ月以内に更新しない場合には検査員資格レベルⅡ又はⅢの認定証は無効となり、改めて受験が必要になります。
検査員の業務怠慢や認定証の悪用などが報告された場合、認定証は取り消されます。