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■IMO会議報告
開催場所:IMO本部(4 Albert Embankment, London, SEI 7SR) 開催期間:2006年1月9日~13日 議長:Mr. J.C. Cubisino(アルゼンチン)/副議長: Mr. C. Abbate (イタリア) 議題:別途 2006年1月9日から13日にかけて、国際海事機関(IMO)本部において行われた標記会合の結果のうち主要なものは、以下の通り。 1.旅客船の安全性
本件は、旅客船の安全性向上を目指し、2000年の第73回海上安全委員会(MSC73)から審議が開始されたもので、本小委員会、設計設備小委員会(DE)、復原性・満載喫水線・漁船安全小委員会(SLF)等、各小委員会において検討が進められてきました。 今次会合では防火に関してSOLAS II-2章及びFSSコードの改正案として下記のものが合意されました。 改正案は5月10日から19日に開催されるMSC81に提出され、今後、MSCにおいて、各小委員会からの報告を総合的に審議する予定です。 (1) Onboard safety centre (旅客船の船橋内又は隣接する場所に設置し事故対応を指揮する
場所)について、当該場所設置の目的、適用、要件等を規定。 (2) 旅客船の固定式火災探知警報装置を個別に識別可能なものとすること等を規定。 (3) Safe return to port等について、旅客船の事故時に安全な帰港を達成するために必要な設
備などを規定。 (4) Time for orderly evacuation and abandonmentについて、旅客船の事故時に秩序ある脱出
を可能とするのに機能を確保しなければならない設備(推進、操船、航海・通信システム等)
を規定。 (5) 旅客船の火災防止について、上記以外の旅客船の安全性向上に必要な既存規定の見直
し。 2. 火災安全システムに関する性能試験及び承認基準の見直し
水系固定式消火装置や高膨脹泡固定式消火装置等の火災安全システムについて、各システムの性能承認基準と整合性をとるため総合的な見直しが行われ、火災安全設備コード(FSSコード) 4章及び7章の改正案として下記のものが合意されました。改正案は、承認のためMSC81へ提出されます。 (1) 持ち運び式泡放射器について、基本的な設計基準の追加 (2) 固定式加圧水煙消火設備について、Water Mist Nozzle承認基準の採用
以下は、今次会合で性能基準案の作成作業が終了し、次回FP51にて作成するFSSコード総合性能基準の改正文書に盛り込むことが合意されました。 (1) 機関区域用固定式水系消火装置の技術・試験基準の改正案 (2) 機関区域用固定式CO2消火装置の保守点検基準案
なお、下記については今次会合で合意に至らなかったため、コレスポンデンス・グループ(CG)で継続審議することになりました。 (1) 固定式高膨脹泡消火装置の承認指針案の作成 (2) 貨物倉へのCO2放出時間に関するFSSコード第5章及び第10章の改正提案 3.救命設備関連
本議題は、本来、設計設備小委員会(DE)のものですが、今回は、各小委員会の作業量の観点から、本小委員会において審議することとなったものです。 今次会合においては、SOLAS III章、国際救命設備コード(LSAコード)、試験勧告間の整合化等を目的に審議が行われ、改正案として下記のものが合意されました。改正案は、承認のためMSC81へ提出されます。 (1) ダビット進水式膨脹式救命いかだの自動離脱フックの点検整備の規定の設定/自由降下
式救命艇の操練方法の変更 (2) 呼気膨脹式浮体を有するイマーションスーツに関する規定 (3) 救命いかだ艤装品等に対するISO規格の取り入れ (4) 火工品の有効期限に関する規定
救命艇事故防止を目的とした「救命艇に関する操作及び保守マニュアルに関するガイドライン案」は、MSCサーキュラー案としてMSC81に承認のため提出されることとなりました。 また、救命設備の適合性の観点から、対象者の体重を現行規定の75kgから増加すべきとの提案があり、救命設備基準のための人の寸法等の基準を検討するため、新たな検討期間をMSCに提案することとなりました。 4.火災試験方法の適用に関する国際コード(FTPコード)の総合的見直し
FTPコードの適用以降に作成した解釈の取り込み、関連ISO規格の取り込み等を検討するCGが設置されました。
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