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第4回アジア造船技術フォーラム
Asian Shipbuilding Experts’ Forum for International Maritime Technical Initiative (ASEF)
開催報告



  第4回アジア造船技術フォーラム(ASEF)が、2010年11月17日(水)及び18日(木)に京都(国立京都国際会館)において、(社)日本造船工業会及び(一財)日本船舶技術研究協会の主催、韓国造船工業会(KOSHIPA : The Korea Shipbuilders’ Association)、中国船舶工業行業協会(CANSI : China Association of the National Shipbuilding Industry)の共催により開催されたところ、概要次のとおり。

   本フォーラムは、近年の国際規則の強化に対応するために、アジア地域の造船産業全体が船舶に係わる国際規制や基準の動向について早い段階で察知し、意見交換等を通じて共通の認識を醸成するとともに、その結論として得られた対応策や意見について国際的に協調して発信し、造船産業全体の発展に繋げることを目的としている。第1回は2007年11月に日本において、第2回は2008年11月に韓国において、第3回は2009年12月に中国において開催された。
  今回のフォーラムには、韓国、中国、日本、バングラデシュ、インド、インドネシア、フィリピン、シンガポール、スリランカの9ケ国から各国造船工業会、国際船級協会連合(IACS)、(財)日本海事協会、研究所を中心に約130人(海外からは約50人)の造船技術者等が参加した。
日本・韓国・中国を一巡し、第2ステージとなる今回の会合では、フォーラムの活動をより積極的にするため、開催方式等に関し、次の二点について工夫を凝らした。
 

     
 
1) まず、議論の対象となるテーマについては、造船業界への影響が大きいものとして活発な議論が期待できるものに限定して峻別したことである。具体的には、既に採択済みの条約やガイドラインながら大きな問題点が残されているものとして、「シップリサイクルに係わる新造船インベントリ様式の共通化」、「バラストタンクの保護塗装性能基準(PSPC)」及び「目標指向型新造船構造基準(GBS)-設計の透明性と知的財産保護の両立・調和共通構造規則(HCSR)」を、また採択に向けてIMOにおいて活発に議論中のものとして「タンカーに関する環境FSA」を、更に今後数年以内に活発な議論が期待されるものとして「船内騒音の規制の動向」及び「建造時の水密区画の試験」を今回のテーマとして選択した。

2) 次に、これらのなかのいくつかのテーマについては、全体会議とは別のより詳細な議論を行う場が必要であるとの関係者からの要請に基づき、従来のセミナー形式とは異なる少人数のグループ討議を実施したことである。具体的には、全体会議の後、二つの小グループに分かれ、それぞれセッション1として「シップリサイクル」及び「PSPC」について、セッション2として「GBS」について、各々の分野の専門家による議論を深めた。


  最終的に、今回の全体会議及びグループセッションの議論の結果は、「Conclusion(結論)」としてとりまとめられた。


   今回のフォーラムを通じて、アジアの造船業に影響を及ぼす様々な問題点について認識を共有することができた。また、NGO、シップリサイクル及びPSPCに関するWG(ワーキンググループ)/CG(コレスポンデンスグループ)を設置するなど、具体的に検討する新たな枠組みを作ることができた。これからは、年1回のフォーラムに加え、WG/CGと併せ、ASEFの活動が益々活発になることが期待される。

   これらWG/CGの結果がよりよきものとなるよう、また、次回フォーラムがさらに発展するよう、(社)日本造船工業会及び(一財)日本船舶技術研究協会は、これからも引き続き、韓国、中国、アジア各国の造船専門家の方々と協力しつつ、積極的に活動を行い、世界におけるアジア造船産業の地位向上を達成するため、将来フォーラムがIMOのNGOステータスを取得できるよう、注力していくこととしている。
 
 フォーラムの風景

詳細は下記をご覧ください。

    ・Conclusion (会議結果総括)
 



本件に関する問い合わせ
  (一財)日本船舶技術研究協会
  国際企画ユニット  田中 信行・梶塚 靖司
  〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂
  Tel:03-5575-6426 Fax:03-5114-8941 E-mail:kajitsuka@jstra.jp
 

 
 


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